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きみがくれた空の色<番外編> act.6
(R-18)

「俺も…愛してるから…。ずっとあんたの事を好きだったのは、俺の方だから──…」

やっと言葉にして伝える事ができた想いに、また溢れ出す涙は止まってなんてくれなくて。

「ありがとう…俺もずっときみの事が気になってた。俺も、ずっときみの事が好きだったんだろうな。愛しているよ、陽生」

嬉しそうに目を細めたこの人の、今日1日で何度も繰り返されてきた言霊。

もう1度ごめんねと囁いたこの人の熱が、そっと溶かされた俺の蕾へと押し当てられ。
ビクッと震えた俺を宥めるように唇へと落とされた口付けが、俺の全てを溶かし出すほどに濃厚な口付けが、それまで必死に繋ぎとめていた理性も何もかもを根こそぎ奪い去っていった。

「い…っ!ぅあ、あ、ああ──…っぅん!」

キスに酔いしれ、強張っていたはずの俺の身体から力が抜けたその一瞬を見逃さなかったこの人が、一気に腰を押し進めてきて。
途端に押し上げられるような、内臓をぐちゃぐちゃに掻き回されるような圧迫感に、機能の全てが破壊されてしまったのではなかろうかと、そんな錯覚に陥りそうな激痛に襲われ。

「ごめんね、焦らす方が辛いと思うから」

十分に解されたはずのそこは、それでも熱く滾る欲望を受け入れるにはまだまだ狭くて。
それでも一気に太い部分をも捩じ込まれたそこが悲鳴をあげたのは、侵入してきたその時だけだった。

全てを飲み込み、ヒクヒクと痙攣のような蠢きを魅せる秘部と同調するかのように、はふはふと呼吸を繰り返す俺の胸元を、そっと這わされた大きな手が撫で上げてきて。

「大丈夫?しばらくこのまま……だから安心して」

言いながらそっとそっと抱き締めてくれた。
下半身を支配する圧迫感が、次第にそれだけではない疼きを訴えかけてくる。

「あ…や……っなんか変…っ!」

トクトクと、押し付けられた胸元から響く鼓動の音に誘われるように、また内側からどうしようもない疼きが駆け上がってくる。

痛いはずなのに、気持ち悪いはずなのに、執拗なほどに愛撫を施され敏感になっていた内側が、それだけでない痺れの存在を主張してくる。

「あ…浅葉さ……」

この自分ではどうしようもない疼きをどうにかして欲しくて、みっともないってわかっているのに、気づいたときには誘うように腰を揺らしていた。

「大丈夫だよ。何も心配する事はないから」

それでもやっぱり、胸に生まれるどうしようもない不安と恐怖を視線で訴えかける俺に、何度も大丈夫だと囁き落とされるキス。

「俺の名前を呼んでくれないか?」
「あ……京悟さん…京悟さん、京悟さん…っ!」

バカみたいに名前だけを繰り返し呼ぶ俺に、愛しげに見つめてくれるこの人が、また痺れるような甘いキスをくれる。
と、何の前触れもなくゆるゆると動きを見せ始めたこの人の腰に、思わずビクンと仰け反った俺の身体は、少し荒々しい仕草で抱きこまれた。

「い…や…っぁぁあああっ!あ、あ…っん…っふぁ、あ、あ!」

規則正しい律動を繰り返す動きが、ズンズンと奥深い場所を穿ち、その度にキュウキュウと締め付ける俺の内側の蠢きに、僅かに眉を顰めるこの人の欲望に歪んだ表情が、堪らなく俺を煽るんだ。

必死に伸ばした手で首筋へと縋りつき、自ら求めそうして与えられた深い口付けに、次第に激しくなってくる腰の動きに、そして同時に扱き上げられる楔の熱さに……。
あらゆる箇所から与えられる快感に、もう理性もなにもなかった。

乱れ、痴態を晒し、堪えきれない嬌声を漏らし悶える俺を、この人の恍惚とした表情と瞳が捉え映し出し、その視線ですらも犯され愛撫される。

見出されたばかりの弱点を確実に攻められ、擦り上げられ、ガクガクと震える四肢で絡みつくようにこの人の全てを飲み込もうとする俺は、後戻りが効かないほどに囚われグズグズに溶かされていった。

「ぁぁあああ…っぅん、あ、あ…ダメッ!も…やぁ…も…ぅっ!」

握りこまれた楔が限界の悲鳴を上げ、ダラダラとだらしなく迸らせる先走りの存在が、解放を求めて打ち震える。

「陽生…俺もだ……」

初めて耳に届いた、この人の余裕がない欲望の色を濃く映し出した声色。

「京悟さ…も…お願…っ!あ、あああ──っっ!!」
「陽生…っ!」

それまでにないほどにガツガツと激しく打ち付けられ、揺さぶられるままに身体を撓らせ受け入れようとする俺を、この人の腕がきつく抱き締めたその瞬間……。

頭の中に閃光が走り、目の前が白くスパークした俺は、全ての欲望をその大きな手の中に吐き出していた。

「ふぁ…っ!んん…っ!」

と、ビクビクと解放の余韻に浸る俺の中からズルリと抜け出したこの人の楔が、熱い飛沫を俺の腹へとぶちまける。

「あ…あ…」

腹に感じるドロッとした感触に、この人の欲望を感じ取った四肢がまたブルッと震えた。

ふぅ──…と、細い息を吐き出したこの人が、不意に身を屈めギュッと抱き締めてくれて。
やっぱり何度も何度も、宥めるように髪を梳いてくれる大きな手の温もりに、徐々に意識が奪われていくのを感じていた。

深い眠りへと誘い込まれるその瞬間、「愛している──…」と、耳元で甘く囁かれた睦言に、無意識のうちに伸ばしていた手をその首に絡ませ、「俺も──…」と呟きながら、白濁とした世界にゆっくりと身を沈めた。

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↓これより下は、あとがきコメントになっております。

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  2007/12/22 きみがくれた空の色<番外編> コメント(4) TB(0) 記事No(13) ▲TOP